英検1級受験対策をメインに行うアルカディア・コミュニケーションズです。

簡単そうで奥が深い単語の1つに「旗」を意味する flag があります。


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show the flagという表現があり、文字通り「旗を見せろ」ということで、そこから「態度を明確にする」「(会合などに)顔を出す」といった意味で使われます。

動詞として用いると、勢いや気力などが「衰える、低迷する」という意味もあります。風のない日、旗が下向いているイメージでしょうか。


これに逆の意味を作るunという接頭辞をつけ、ing形にしたのが unflaggingという単語。unflagging efforts(絶え間ない努力), unflagging supports(ゆるぎない支援)などのように使うことができます。

unflagging effortsは好きな言葉でして、1級クラスに参加されている方には、合格まで unflagging efforts を続けてくださいと言っています。本当は合格してからも続けてほしいのですが、ご本人が望まない限り、そこまでは言えないものです。

とても残念なことは、1級合格するまでさえ unflagging efforts を行えない方が多いことです。

続けてさえいれば、1級は必ず合格できますが、1、2年程度、あるいは1、2回受験されて落ちたのででやめてしまう、という方が多いのです。


「何でも1がつけば難しい」と言います。英検1級も、たかが1級、されど1級、です。

英検1級を受験しようと思い立った時点での実力や、勉強時間などにもよります。1回受験しただけで良い成績で合格される方もいれば、何回受験しても思った結果を出せない方もいます。


アルカディア・コミュニケーションズには、10年教室に通い、合格した生徒さんがいました。まさしくunflagging effortsを見せてくれた人でした。

教室で使用している語彙の教材は、ほぼ完璧に全部頭に入っていて、全生徒さんから尊敬されていました。


ピアノ、茶道、バレエ、何でも10年で基礎ができるかどうかーーーと言います。英語も同じです。
せめて基礎に達するまでは、夢中でunflagging effortsをする時期も必要でしょう。


あれこれ理由(?)をつけると、決意は flagしてしまうかもしれません。


若い人たちは、「自分の仕事には高い英語力がいらない(から別に英検1級に合格しなくてもいい?1級も別に高い英語力の照明ではなく、高い英語力に進むための基礎ができたというだけのことです)

年配の方たちは「今さら頑張っても、別に仕事をするわけでもないし・・・」(あれ?英文をスラスラ読むのが目標って言ってらっしゃいませんでしたか?)


望まぬ結果が出れば、flagしてしまう気持ちもわかります。


が、努力はいろいろな形で、ご褒美をくれるものです。


「どこかで見た単語だ!」と思うのは、勉強をし始めた最初のご褒美。今までは気付かずに素通りしていた単語たちに、見覚えが出始めているからです。


「〜という意味だったかな」と辞書で再確認したりしているうちに、覚えている単語が増えてきます。


素通りしていた頃は、夢でしかなかった英検1級も、達成可能な目標となったてきます。ぜひunflagging effortsを!そのために私たちは、着実な方法を提案し、unflagging supportsをしていきます。